現在、御祈祷は、国宝の御本宮にて奉仕致しておりますが、本来御本
宮は賀茂祭をはじめとする公の祭儀を奉仕する特別な区域であり、祭
儀厳修の神域空間として大切に維持するべき国の宝です。
近年、御本宮は、大勢の参拝者の出入りなどにより損傷等が
著しく、このままでは、後世に残すべき国宝の御本宮の維持管理が困難
と判断し、平安より明治時代初期まで祈祷殿として使用された「禮殿」
を再建する運びとなりました。
祈祷殿(禮殿)再建について
鴨社禮殿(御祈祷所)について
「鴨社禮殿(御祈祷所)」
世界遺産 賀茂御祖神社(下鴨神社)
鴨社禮殿(御祈祷所) 再興特別祈祷・参拝のご案内
平安時代末期~鎌倉時代初期に作成されたとみられる賀茂御祖神社の社頭図に、東御本宮の東方、御手洗の池の北方にその社殿が描かれています。いわゆる儀式殿で御祈祷や御祈願、解除(御祓のこと)などがおこ なわれる殿舎でした。
式年遷宮ごとに造替されていましたが、応仁・文明 の乱の兵火によって他の社殿とともに焼亡するなど、変遷のあった殿舎で す。
その後に再建された禮殿は、江戸時代初期には、御手洗の池の南方、細 殿御所と一対とするため、
御所棟の東北方へ移転しています。
さらに明治 初年の神社制度改革にともない、場所を摂社「比良木社」西南の方へ移設 して、
鴨社神舘御所に替わる殿舎とされていました。
第三十回(大正三年五月)式年遷宮事業では、内務省の社殿整備事業 の一環として、鴨社神舘御所再建のため楼門外に禮殿殿舎を移設する 計 画が進められ、第三十一回(昭和十二年五月)式年遷宮事業により、鴨社 神舘御所が再興されました。 現在も鴨社神舘御所として所在する殿舎 がその禮殿です。その移設時に屋根のみ瓦葺きとなりました。 この殿舎の元は第二十回(天正九年五月)式年遷宮のおり造替された 禮殿で、様式は古風を極めた社殿の形態を保っており、 明治四十三年には 特別保護建造物に指定され保存されてきました。この殿舎の元は第二十回(天正九年五月)式年遷宮のおり造昔さ禮殿で、 様式は古風を極めた社殿の形態を保っており、明治四十特別保護建造物に指定され保存されてきました。 しかし、明治四年の上知令により、賀茂御祖神社の役所でもあり学問 所でもあった鴨社公文所まで上知したため 社務所にあたる建物がなく なっており、この再興された鴨社神舘御所の一部を長年、事務棟としてい ましたが、 第三十四回(平成二十七年五月)式年遷宮事業により社務所 が新たに設けられましたので、御本宮東方の古来の場所に御祈祷や御祈 願のため、 新しく禮殿を再建することになりました。 この度の再興の計画は、第三十四回式年遷宮・御本宮西御仮殿の撤去 の社殿を禮殿の神殿とし、拝所を新造します。 新しい禮殿の構造は、賀茂 斎王の斎院御所の構造に準えて構築の計画を進めており、 紫野斎院御所 は、古代文化研究家の角田文衞博士の研究によって殿舎の位置等は明ら かとなっていますのでそれを参照して、「北殿」を神殿とし、「寝殿」を拝 所、「東対」「西対」をそ 東西禮殿御料屋とする予定です。
十二単衣と王朝の舞・神様の台所
【大炊殿(おおいどの)】
下鴨神社では年中を通して十二単衣の着付けと
王朝舞・大炊殿の拝観を
団体様を対象にご案内申し上げております。
鴨社禮殿での祈祷・国宝御本宮での正式参拝
鴨社禮殿での祈祷とは、御遷座により大神様の
御力が新たまり大いなる御神徳をいただく祈祷です。
祈祷は、ご芳名と願意を読み上げての
御祈祷となります。
個人様・企業様や各種団体様における100名までの一番祈祷もお受けしております。
新しい鴨社(御祈祷所)再興
Kitouden-Renewal
この度、賀茂御祖神社では、令和六年七月一日に鴨社禮殿(御祈祷所)が
第三十四回式年遷宮事業として再興されます
現在、御祈祷は、国宝の御本宮にて奉仕致しておりますが、本来御本宮は賀茂祭をはじめとする公の祭儀を奉仕する特別な区域であり、祭儀厳修の神域空間として大切に維持するべき国の宝です。しかし近年、御本宮は、大勢の参拝者の出入りなどにより損傷等が著しく、このままでは、後世に残すべき国宝の御本宮の維持管理が困難と判断、また、御祈祷をお受けになる方々の利便性を考慮し、平安より明治時代初期まで祈祷殿として使用された鴨社禮殿を再興する運びとなりました。
鴨社禮殿(御祈祷所)再建地所在地
古式の旧地に祈祷殿「禮殿」を再建し、御本宮域では、
賀茂祭をはじ めとする千年来の伝統祭儀を厳修する
特別な神域として本来の姿に 復して参りたく、ご崇敬の
皆様には何卒この度の趣旨をご理解賜り、
ご 社運ご降昌・事業繁栄ご家内安全等をご祈願いただき、何卒ご協力賜 りますようお願い申し上げます。尚、祈祷殿(禮殿)は、令和六年春を目途に完成予定です。
「鴨社禮殿(御祈祷所)」再興地所在地
古式の旧地に祈祷殿「禮殿」を再建し、御本宮域では、賀茂祭をはじ めとする千年来の伝統祭儀を厳修する特別な神域として本来の姿に 復して参りたく、ご崇敬の皆様には何卒この度の趣旨をご理解賜り、ご 社運ご降昌・事業繁栄ご家内安全等をご祈願いただき、何卒ご協力賜 りますようお願い申し上げます。尚、祈祷殿(禮殿)は、令和六年春を目途に完成予定です。